nhĩ

意味・使い方

  1. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    人・物・場所・事柄・概念などを表す語
    医学・医療に関する専門語。現代の一般的な使用では頻度が低い表現。

    鼓膜。外耳道と中耳を隔て、音の振動を受ける薄い膜を指す。

  2. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    人・物・場所・事柄・概念などを表す語
    現代語では通常用いない古語。現代の書き言葉で使われる表現。現代の一般的な使用では頻度が低い表現。

    耳。聴覚器官を指す古い漢越語的な用法で、現代では単独より複合語や古典的な成句に現れる。

  3. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    人・物・場所・事柄・概念などを表す語
    医学・医療に関する専門語。

    心房。心臓の上部にあり、静脈から戻った血液を受け入れる左右の部屋を指す医学用語。

  4. 人・物・場所・事柄・概念などを表す語
    歴史に関する専門語。歴史的資料・時代背景に結び付く用法。現代の一般的な使用では頻度が低い表現。

    薬詰め穴。かつて阿片用パイプの火皿に設けられ、阿片を詰めるために使われた穴。

補足情報

類義語

  • 耳を指す場合、tai が現代の日常語で、nhĩ は古典的な成句や漢越語的な複合語に限られる。

関連語

  • nước mắm nhỉ と nước mắm nhĩ は魚醤名の表記としてともに使われる。ただし、裸の nhĩ と裸の nhỉ は意味の異なる別語であり、同義語又は見出し語全体の異表記ではない。


慣用句

  • yểm nhĩ đạo linh

    自分を欺き、明白な事実を見ないふりをする。

    直訳: 耳をふさいで鈴を盗む。

    用法: 自分には分からなければ他人にも気づかれないと思い込む、愚かな自己欺瞞を批判するときに使う。

    関連語義: 語義2

ことわざ

  • bích trung hữu nhĩ

    秘密の話でも人に聞かれ、漏れるおそれがある。

    直訳: 壁の中にも耳がある。

    用法: 内緒話をするときも周囲に注意すべきだと警告する。日本語の「壁に耳あり」に近い。

    関連語義: 語義2

  • xuất hồ nhĩ, phản hồ nhĩ

    自分が他人にしたことの結果は、自分に返ってくる。

    直訳: あなたから出たものは、あなたへ返る。

    用法: この成句の nhĩ は古い二人称「あなた」で、耳の意味ではない。人への行為や態度には相応の報いがあると戒める。

  • trung ngôn nghịch nhĩ, lợi ư hành

    耳の痛い忠告ほど、実際の行いを正す助けになる。

    直訳: 誠実な言葉は耳に逆らうが、行いには利益となる。

    用法: 率直な忠告を受け入れる大切さを説く。前半の trung ngôn nghịch nhĩ だけでも同じ趣旨を表せる。

    関連語義: 語義2