ông nội

意味・使い方

  1. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    親族関係を表し、呼称としても使われる語

    父方の祖父。父の父にあたる男性親族。

  2. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    話し手・聞き手・第三者など、人を指す語

    おじいちゃん。孫が父方の祖父本人に呼びかけたり、会話の相手として指したりする語。

  3. 漢越語・漢字起源の語。ベトナム音化または古音の場合は[ ]を付し、漢越語以外の成分が混ざる場合は*で表します。
    話し手・聞き手・第三者など、人を指す語
    話し言葉で使われやすい表現。ベトナム南部で特徴的な用法。相手や場面によって不自然または失礼になり得るため、使用時に注意が必要な表現。

    こいつ/この人。親族でない男性を、からかい・いらだち・皮肉を込めて呼ぶ、または指す言い方。

補足情報

参照語

  • ông ngoạiこの語を見る

    母方の祖父を表す対照語。ông nội は父方を示す。

  • 同じ父方の祖父母で、ông nội は父の父、bà nội は父の母を表す。実祖父母への呼びかけでも対応する。

  • cháu nộiこの語を見る

    父方祖父から見た息子側の孫を表す世代反転の関係。中心の親族義だけに対応する。


ことわざ

  • Kị cha lo ba tháng, kị mạ lo rạng ngày, kị ông nội đi cày về lo

    昔の家族祭祀で、父・母・父方祖父の命日にかける準備や重みの差を誇張して表すことわざ。

    直訳: 父の命日は三か月前から気をもみ、母の命日は夜明けになってから気をもみ、父方の祖父の命日は畑仕事から帰ってから気をもむ。

    用法: 父系的な旧来の祭祀慣行を映す表現で、現代の家庭が従う一般的な規則ではない。民俗・家族慣行の説明で理解する。

    関連語義: 語義1

  • Cháu ông nội, tội bà ngoại

    子どもは父方の家系の孫と見なされる一方、実際の世話の負担は母方の祖母に偏りがちだ、という昔の言い回し。

    直訳: 父方祖父の孫、苦労するのは母方祖母。

    用法: 伝統的な父系家族観と育児分担を背景にした表現。現代の家庭事情を一般化する言い方としては用いない。

    関連語義: 語義1