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Okra

栄養満点の夏野菜。ベトナムでは年中食べられます。

オクラ

Abelmoschus esculentus

Okra
Gumbo
Ladie’s fingers

Đậu bắp
Mướp tây

アオイ科トロロアオイ属のアメリカネリの果実、オクラ。
「オクラ」は英名で”Okra”であり、
“Okra”はガーナの言語であるトウィ語のnkramaに由来する。

ベトナム語名 Đậu bắpđậu は「マメ科の植物の総称」、
bắp は「紡錘状の」という意味で、
直訳すると「膨らみのある紡錘状のマメ」となるが、
オクラはマメ科ではないのでこの名は見た目に由来すると推測される。
Mướp tâymướp は「ヘチマ」、
tây は「西洋の、西方の」という意味で「西方から来たヘチマ」となるが、
ヘチマはウリ科であるのでこの名は経緯に由来すると推測される。
なお、通称としては Đậu bắp が一般的である。

寒さに極めて弱いので日本では一年草であるが、
原産地はアフリカで、本来は熱帯から温帯で栽培される多年草である。
ちなみに、紀元前元年ころのエジプトではすでに栽培されていたらしい。

日本のオクラが小ぶりで鮮やかな緑であるのに比べ、
ベトナムのものは大きく淡色である。

刻むと出るネバネバの正体はペクチンをはじめとする食物繊維で、
これらには整腸作用、コレステロール減免効果があり、
高血圧・心筋梗塞・大腸がんのリスク軽減が期待できる。

他の野菜と比べて非常に多く葉酸を含んでおり、
ベトナムでは特に妊娠中の女性が多く摂る傾向がある。

また、ビタミンやカルシウム、
たんぱく質やミネラル・カリウムが豊富で、
免疫強化、体内浄化、美肌効果なども期待できる。

新鮮なオクラを見分けるポイントは、
実が柔らかすぎず、傷のない大ぶりなもの。
美味しく食べられる目安は、冷蔵庫で2~3日まで。

栄養分を効率よく摂取するには、
低温で焼くか、蒸して温野菜にする。
スープの具にする場合は煮すぎに注意する。

ベトナムでは焼肉の際によく食べられる。
炭火でさっと焼いて、Nước trắm につけてあっさりと。

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