【ホーチミン】ともだち幼稚園を見学してきました。
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ふむにちわ、
ふむベトひとり編集長のゾースケです。
編集長の肩書をひっぺがしても、
家族がベトナムに来るまではやっぱりひとりです。
単身で来ている人は、さびしいだろうなぁ。
わが家のひとり息子はいま日本で保育園に通っていますが、
ベトナムに住むことになってもやはり、
保育園・幼稚園に通わせるつもりです。
まだ、どの都市に住むことになるか分かりませんが、
親としては少しでも多くの現場を見て、
判断材料を増やしておきたいと思っています。
というわけで今回は、
ホーチミンの日系幼稚園としては最も老舗である、
ともだち幼稚園さまにお邪魔してきました。
(以下、敬称略)
ともだち幼稚園
立地はタン・ソン・ニャット国際空港から2.5キロほど、
空港と市内をむすぶメインロード、
グエン・ヴァン・チョイ Nguyễn Văn Trỗi 通りの近くです。
とはいっても奥まった場所にあるので、
交通の喧騒から離れた比較的静かな環境にあります。
市内中心部からタクシーで15~20分、
空港からは5~10分というところです。
門をくぐると園児たちが元気に遊んでいました。
息子とはなれてからはいつものことですが、
同じくらいの歳ごろの子供をみると、
やりきれないさびしさと、再会の時へのうれしさがごっちゃになって、
胸のあたりがキューっとなります。
はじめに、園の説明をしていただきました。
ともだち幼稚園は初代園長である北村さんという方が、
日本語や日本文化を子供たちに教える目的で始めた託児所がはじまりだそうです。
日本語を生活語として必要とする子供たちが対象です。
この、「日本語を生活語として必要とする」ということは、
一言では片づけられない命題をはらんでいます。
親が日本人であるからとか、
日本人学校に進学する予定であるからという理由もありますが、
日本語で生活するための教育というものは、
日本人としてのアイデンティティを育むことに他なりません。
日本で育ったら知らぬ間に身についていくであろうことが、
外国というだけで、そうはならないことがあるのです。
日本語の語彙の豊富さはもちろんですが、
日本人なら誰もが知っているような童話や、
ことわざなんかも、親か、幼稚園で教わらなければ
身につくことは難しいでしょう。
それらは言葉の問題だけでは収まらず、
その言葉・その文化を介しての他人との関係や、
社会での身の振り方にまでつながっていくものです。
そういった背景から、
普段はインターナショナル幼稚園に通っていても、
週に一回、こちらで日本語を学ぶ子供さんもいるそうです。
その子供が将来どういう環境で生きていくのか、
親はそれをしっかりと考えてやらないなぁと、痛感しました。
当たり前のことなのかもしれませんが、
外国で子供を育てるということは、
子供の進学に合わせた大きな決断を、
親は覚悟しておく必要がありそうです。
ともだち幼稚園の現園長である中田先生と、
そんなお話をさせていただきました。
まずは、日系か、インターナショナルか。
そして、日本語をいかに身につけていくか、
日本人として、どう育てていくか。
ほうっておいても子供は育つということを、
ぼくも日本での育児で大いに実感しました。
成長すればするほど、親がしてやれることは少なくなるものです。
しかし、
外国での子育てにおいては、
親がしてやれることのウエートが、
日本でのそれより大きいんだろうなと思います。
幼児期には特に、そうなのでしょう。
そして、なによりも、
外国で日本語・日本文化の教育を受けさせられる選択肢があることは、
当たり前のことではなく、とても有難いことなんだと思いを改めました。
見学・インタビューを快諾してくださったともだち幼稚園さま、
どうもありがとうございました。
園内の子供たちの様子については、そりゃあそうだよなと思いましたが、
写真を載せることはできません。
外観のお写真をご提供いただきましたので、
以下幼稚園の情報と合わせて、ご参考になればと思います。
ともだち幼稚園
住所:9 Trần Hữu Trang, Phường 11, Quận Phú Nhuận, tp.Hồ Chí Minh
ウェブサイト:http://www.sgtomodachi.com
それではまた、お会いします。
ふむやすみ!
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