ふむ吉復活祭!~第六夜~
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ふむにちわ!
ふむベト編集部の「洋」あらため「Yo!」 です。
呼び名を改めたのは深い理由からではなく、
ベトナム人の方にも親しみをもってもらいたいからです^^
といっても、
「Yo」は日本人が読むと当然「ヨー」なのですが、
とりわけハノイの人にとっては発音しずらいようで、
皆さんいつの間にか「ゾー!」と呼ぶようになってしまいます。
想像するにこれは、
ベトナム語に”y”から始まる言葉で”o”が続く言葉がないこと、
そして、南部のほうでは「ro」を「ヨー」と読むじゃないの!
というところから、「ro」を北部風に読んだ「ゾー」に落ち着いた…
という具合だと思われます。
さて!
雑談はこのくらいにして、
今回はもはや恒例の(?)ふむ吉復活祭、
その第六夜です!
今回はいよいよ塗装の工程に入っていきます。
本塗装の前に「プライマー・サーフェイサー」で下地処理を行います。
少し専門的な話になってしまいますが、
「プライマー・サーフェイサー」について簡単にご紹介します。
「プライマー」とはprimaryに由来し、塗装の最初に塗装面に塗ることで、
塗料のくいつきを良くする働きがあります。
「サーフェイサー」は塗装面の細かい傷を埋めて、
色を均一にして本塗装時の塗料の発色をよくするものです。
このふたつの働きを持ち合わせたものが、
「プライマー・サーフェイサー」と呼ばれます。
ホビー業界ではグレーのものが多いのですが、
ふむ吉さんは黄色や白などが大部分を占めるので、
発色がよくなるように白のプライマー・サーフェイサーを吹きます。
これはプライマー・サーフェイサーの塗装前です。
今回は車のボディやバンパー用に売られているものを採用しました。
車用といっても成分に問題はなく、何より大容量でお得なのです!
一度吹きかけました。
吹いた直後は写真のようにツヤがありますが、
乾燥するとつや消しの仕上がりになります。
ふむ吉さんの向きを変えながら五、六回吹き、
表面をまんべんなく下地処理します。
左が処理後、右が処理前です。
・・・わかりずらいんだふむ!
さて、
下地処理が済んだらいよいよ本塗装です!
本塗装はすべて手作業の筆塗りです。
ふむ吉さんに必要な色をそろえます。
塗料は有機溶剤系のもの(シンナーくさいやつ)が中心なので、
中毒にならないように注意が必要です。
写真には写っていませんが、
私は火山灰の中でも活動できる災害時用の粉じん・有毒ガスマスクを使っています!
長時間の作業になるので、本当に大切な装備です。
さあ、まずは黄色からです!
黄色は一般的に隠ぺい力(下地を隠す力)が弱いので、
何度か重ね塗りをしていきます。
一回目です。
色ムラだらけです!
二回目。
ちょっと改善しました。
四回塗ってやっときれいになりました。
つかれたふむ!
つぎに、トラの縞模様です。
忘れられがちな後頭部の模様もしっかりと。
手塗りのメリットかデメリットか、
この時点ですでに個性が出始めます。
つづいて、うす茶色の素敵なヘアーです。
ステキです!
次に、男らしいブルーのズボン。
おしりがプリチーですね。
さらに、Tシャツと口まわりです。
意外と知られていないことなのかもしれませんが、
ふむ吉さんのTシャツは口周りより色が濃いのです!
どうでもいいふむ!
そしていよいよ、
ふむ吉さんのトレードマーク、眼帯です!
眼帯の本体は、かっちょいいメタリックカラー!
ひもの部分は細くてとってもめんどくさい。。
ここまでくると、だいぶ雰囲気がでてきました。
最後の仕上げに、
つやつやの鼻と目をつやつやの黒で。
四体の塗装で約六時間ほどかかりました。
あ~腰が đau !
眼帯の文字とTシャツのロゴはデカールを制作する予定です。
ひげは私の勝手なこだわりで、
いちばん最後に書き入れます!!
さあ、当の本人に感想をもらいましょう!
ふむ吉さん、
仕上がり具合はどうですか?
・・・。
可愛すぎだふむ!
おいらはぶさかわで売ってるんだふむぅ~!
これでも十分ブサイクであることに、
ふむ吉さんは気が付いていらっしゃらないようですが、
原型、型どり、量産、塗装ときて、
制作者としても満足の仕上がりです!
最後に簡易スタジオでバッチリ決めたふむ吉さんに
登場していただきましょう!
ニコッ!!
次回はデカールとひげで、
ついに、いよいよ、ほんとうに完成の予定です!
それではまたお会いしましょう。
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