Modest filefish
- 2,103 views
- ハギ型
- コメントはまだありません
ウマヅラだけど、ウマヅラハギじゃないんです。
フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属の、キビレカワハギ。
千葉県以南、インド洋、西太平洋に棲む。
ベトナムでは北部から中部にかけて水揚げがあるが、
ウスバハギやウマヅラハギほどポピュラーではない。
その名の通りヒレが黄色っぽく、
Cá bò da vây vàng は「ヒレが黄色いカワハギ」という意味。
全長30センチほどまで成長し、
右図のようにウマヅラハギに比べて目の上のトゲが目の真ん中上方にある。
またウスバハギはのど元がせり出しているのに対し、
本種は緩やかな曲線を描く。
日本では(ベトナムでも)、
ウマヅラハギと間違って入荷される場合が多いが、
ウマヅラハギがヒレが青みががって体色が黒っぽいのに対し、
本種はヒレが黄色く体色が茶色っぽい。
カワハギと同じく肝に価値がある。
身は締まっていて歯ごたえがあり、甘味もあって美味である。
鍋や煮つけ、フライにしても美味しい。
ベトナムでは塩や唐辛子で下味をつけた身を油で揚げ、
ジャコウライム、ジャコウライムの葉、牛乳、青唐辛子を合わせたソースにつけて食べる
Cá bò da nướng muối ớt という料理を海沿いの街でよく見られる。
ちなみに、Cá bò はフグ目の総称で、
Cá bò giấy は「紙のようなフグ」という意味で、
Cá bò 「皮のフグ」という意味でカワハギ科を指し、
Cá bò gai lưng は「背中に1本トゲのある魚」という意味でカワハギ類全般を呼ぶ。
Cá bò giấy は「紙のようなフグ」という意味で、
Cá bò 「皮のフグ」という意味でカワハギ科を指し、
Cá bò gai lưng は「背中に1本トゲのある魚」という意味でカワハギ類全般を呼ぶ。
Leave a comment