ビンタイ市場、いっそのこと門前払いしてくれたほうがいいのかもしれない市場。

ふむにちわ!
ふむベトのゾースケです。

ホーチミン市のツアー観光には、
必ずといっていいほどベンタン市場(Chợ Bến Thành)が入っています。
ベンタン市場は今や、外国人向けの市場といってもいいほど、
土産物店も多く入る観光地化した市場です。

土産物なんて見たくない!
ローカルな市場がいいの!
でも大規模なのがいいの!

という方におすすめなのが、
ベンタン市場ではなく、ビンタイ市場です!

ビンタイ市場!
Chợ Bình Tây!

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というわけで、
ふむにちわ!ビンタイ市場!

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チャイナタウンと呼ばれるほど華人が多く住むチョロン地区、
その中心に堂々と腰を下ろしています。
そして何をかくそう、
ビンタイ市場は別名を「ニュー・チョロン」というのです!

チョロンはベトナム語で chợ lớn と書き、
直訳すると「でっかい市場」という意味になります。
名前の抽象性からみて、
建設当時からとりわけ大きな市場であったことが想像できます。
「ニュー」は mới ですから、
別名「ニュー・チョロン」は Chợ Lớn Mới ということですね!

さっそく入ってみましょう!

・・・・・。

えー、あまりの衝撃に、
カメラを構える勇気もなく裏門まで突っ切ってしまいました。

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こちらが裏門。

気をとりなおして、
もう一度アターック!!

人も品も、とにかく”密度”が濃い市場

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こちらは一階のとある場所、なんとも膨大な量のマスク。
これを見て、なにか感じませんか?
「全体の量もさることながら、同じマスクが大量にあるなぁ。」
と思った方、スルドイ!

そうなんです。
ビンタイ市場は、卸売専門の市場なのです!
というよりは、チョロン地区自体が大きなひとつの問屋街であり、
ビンタイ市場はその中心、
市内外の多くの商人たちが仕入れに集まる市場なのです!

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こちらは同じく一階、乾物を扱う店です。
またまた、すごい量ですね。

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こちらはいわゆる「ごはんの友」を扱うお店。
漬物や豚でんぶなどが山盛りになっています。

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ナッツ類は小売り店で買うと結構なお値段ですから、
ナッツが好きでたまらない!
三食ナッツでもかまわないよーん!
という方は、ビンタイ市場でのおろし買いをオススメします。

申し訳ないほどの大混雑

なんといっても卸売市場ですから、
商品を仕入れにきた人たちでごった返しています。
観光目的で来てのんきにカメラを構えていると、
どけ!じゃまだ!と言われてしまいます。

一階はとくに混雑していますので、
ぼくもたまらず二階へ避難しました。

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エレベーターがあるのがちょっと不思議。

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二階からの眺めです。

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一階は主に生活用品や日用品、
二階はお菓子や婦人服などが売られています。

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比較的、人の少ない二階でちょっと一休み。そこに中庭がみてとれます。
聞くところによると、この中庭は中国伝統家屋の作りに則したものだとか。
華人の街チョロンならではといえるのかもしれません。

卸売市場で、単品買いしてやる!

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卸売がなんぼのもんじゃい!
おれはサンダルがほしいんじゃい!

ということで、
サンダルをちょうど探していたので、
一階のサンダル売り場でサンダルを買ってみましょう!

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う~ん、たくさんあります。
さっそく交渉開始です!

ぼく: おばちゃん、このサンダルいくら?

おばちゃん: いやいやアンタ、ただの観光客でしょ!?

ぼく: そうですけど、なにか?

おばちゃん: 買うなら最低50足から!買うのかい!?えー!?

という具合に、あえなく撃沈。

中には単品買いもできるものがあるのかもしれませんが、
基本的にまとめ買いでないと売ってくれないようです。

ばらまき用のお土産をお安く済ませたい方にはちょうどいいのかも。
かわいらしいプラスチックのお椀などは、10個で五万ドンでどう?
と、おばちゃんいわく。普通に購入可能なようです。

ぼくはお椀は10個もいりません!
サンダルも50足はいりません!

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サンダルエリアから締め出されるように、
上半身裸のおじさんたちにもまれながらその場を去ります。

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サンダルを逃した無力感に支配され、中庭でひとやすみ。

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ちょうどお昼どきだったので、
ぽっかり空いたサンダルの穴を埋めるべく、
てきとうにごはんをたべました。
(市場の中に食堂があります)

ひとりじゃ心が折れるかも・・・。

ここまでご紹介したとおり、
なかなか、一筋縄ではいかないビンタイ市場。

仕入れ目的の方は別として、
少量で買える品をさがす根気と、
オールベトナム語での交渉に耐えうる覚悟が必要です。

しかし、飾らないローカルの空気を生で味わえる貴重な場所でもあります。
ぜひ、だれかと一緒に行くことをオススメします。
ひとりだと、今回のぼくのように、
市場の活気に圧倒されて終わりになりかねません!

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はあ、そろそろ帰ろうかしら。

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あ、そのサンダル、ひとつ譲ってくれないかしら。

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市場前の路上カフェにて、ふむ吉さんも脱力感でいっぱいです。
(ふむ吉さんを持ってくれたとなりのおじさん、ありがとう)

行きはよいよい、入ればこわい。
そんな市場です、ビンタイ市場。

ぼくに言えることは、ふたつだけ。

誰かと一緒にいったほうがいいですよ!
ナッツ好きはここで大人買いすべし!

えー、みなさまもぜひ、どなたかナッツ好きな友人と、
ビンタイ市場を訪れてみてください。

(おわり)

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