ふむ吉復活祭!~第四夜~
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ふむにちわ!
ふむベト編集部の洋です。
前回はニュー・ふむ吉さんの立体化が完了し、
量産化の工程に入る手前までお伝えしました。
今日は、いよいよ量産化の第一歩、
鋳型の作成にとりかかります。
まず、量産化する原型をもう一度確認しておきましょう。
こちらです!
相変わらず、ピッカピカです。
さて、これをもとに型を作っていくわけですが、
型の材料にはシリコンを用います。
最初に片側のシリコンを流すためのブロック枠をつくり、
そこへ粘土をしいて、原型を埋め込みます。
両側の型がしっかりと噛み合うように、
オスメスとなるくぼみを作っておきます。
白い棒はプラスチック棒で、樹脂が流れる道になります。
右側のプラ棒上部の三角錐のものは湯口です。
これは湯口用に原型と同じ素材で前もって作っておいたもので、
型の入り口を広くとり、樹脂を流し込みやすくします。
湯口から樹脂を流し、
途中でしっぽ・本体へとそれぞれ分かれる構造にしました。
さて、早速シリコンを流していきましょう!
最初はこのように細い糸状になるよう少量ずつ流します。
いっきに流すと気泡が入り型として使えなくなってしまうので、
細心の注意を払って気泡が入らないように流します。
原型が覆われたら、
あとはいっきに流し込みます!
片側用に用意したシリコンを全て流し終えたものの、
ふむ吉さんの鼻が出てしまいました。
新たにシリコンを追加してもいいのですが、
今回は不要になった型を細かく刻んだチップを再利用することにしました。
写真で見る限りきれいに仕上がるか不安になりますが、
シリコンが固まるとどこが再利用のチップかわからないほど一体化します。
半日ほど時間をおいてシリコンが固まったら、
まわりのブロックを丁寧に取り外します。
ブロックを取り外すと、粘土とシリコンの境目が現れます。
この粘土を除去していくわけですが、
原型がシリコン型から少しでもずれると型に不具合が出るので、
ここでも細心の注意を払って作業を進めます。
粘土を外し終わりました。
ふむ吉さんの可愛らしいおしりが確認できますね!
続いて、もう片側のシリコンを流す工程に入ります。
先ほどのシリコン型のまわりに、ブロックを組みなおします。
このままシリコンを流すとシリコンどうしがくっついてしまうので、
すでにあるシリコン型にワセリンなどの薬剤を塗布してから流します。
先ほどと同様に、気泡が入らないように注意して、
シリコンを流し込んでいきます。
そしてさらに半日時間をおくと・・・
固まっています!
中には原型とプラ棒が入っています。
湯口も確認できますね。
そして、これを開くと・・・
シリコン型の完成です!
底のプラ棒が入っていた通路と、
しっぽ・本体をつなげるように通路を彫り、
樹脂がスムーズに流れるよう調整して鋳型の準備は完了です。
次回はいよいよ、
量産物の材料となるウレタン樹脂を、
シリコン型に流し込んで量産化に入ります!
それではまた、シン・チャオ!
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