【ハノイ】ひまわり幼稚園、種は食べずに育てるの!
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![](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVEDc1030-720x377.jpg?fit=720%2C377)
ふむにちわ!
ふむベトのゾースケです。
唐突ですが、
みなさんはベトナムでひまわりを見たことがありますか?
ゾースケのスペシャルリサーチによると、
ベトナムではひまわりは、鑑賞のためというよりは、
種を食べるためのものなんだそうです。
よし!それじゃ今回は、
ハノイのひまわりを探しにいきましょう!
![HVED10x40](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED10x40.jpg?resize=600%2C450)
!!
はい!というわけで今回は、
種を食べるのではなく種を育てる、
ひまわり幼稚園さんを見学してきましたのでレポートします。
注)種を食べる育てるうんぬんは幼稚園の方針とは一切関係ございません。
2014年4月にオープンした新しい幼稚園
![HVED1041](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1041.jpg?resize=600%2C450)
ひまわり幼稚園は外国人居住者が多く住むタイ湖の北側、
Âu Cơ 通りに面しています。
2014年4月に開園した比較的新しい幼稚園です。
現在園児が16名、日本人教員が6名で、
これから園児が増えていく見通しだそうです。
建物も、庭も、活発な子どもたちにじゅうぶんな広さ
ぼくはこれまでホーチミン市で三つの日系幼稚園を見学させてもらいましたが、
こちらひまわり幼稚園は、園舎・園庭ともに比較的広く、
子どもたちが活動するのに十分な広さであると言えます。
![HVED1025](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1025.jpg?resize=600%2C450)
こちらは園舎です。
三階建てで、それぞれの階に保育室・トイレがあります。
![HVED1019](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1019.jpg?resize=600%2C450)
こちらは園庭。
幼稚園を見学する度に毎回感じることですが、
「庭が広い」ということは、
子どもを預ける親にとってうれしいことです。
ベトナムの交通事情はよいとは言えないので、
園内で十分に活動できるというだけで、安心の種になります。
もちろん、ベトナムという国にいる以上、
できるだけその国を肌で感じて欲しいという願いもあるのだけれど。
ひまわり幼稚園では、基本的にはそと遊びは園庭で、
月に一度、園外保育を実施されています。
![HVED1018](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1018.jpg?resize=600%2C450)
さて、中を見てみましょう!
![HVED0994](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED0994.jpg?resize=600%2C450)
入ってすぐのスペースです。
写真には写っていませんが、
ぼくが園に着いたときには子たちが元気に遊んでいました。
![HVED0999](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED0999.jpg?resize=500%2C667)
こちらはもはや幼稚園シリーズお決まりの(?)、子ども用の小さなトイレです。
どこから誰がみても、トイレです。
ただ、鏡に映っているのはぼくです。
![HVED1002](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1002.jpg?resize=500%2C667)
上の階に上がってみましょう!
落下事故防止のネットに、
子どもたちの作品が飾り付けられています。
![HVED1001](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1001.jpg?resize=600%2C450)
こちらは二階、2~3歳向けの部屋。
![HVED1004](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1004.jpg?resize=600%2C450)
こちらは三階、4~5歳児向けの部屋。
どの部屋も窓が大きく、とても明るいのが印象的です。
IT技術を駆使した安全施策
ひまわり幼稚園は日越の合弁会社が運営しており、
日本側の会社がIT関係の分野を持っているということで、
IT技術を導入した安全施策を行っています。
![HVED1006](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1006.jpg?resize=600%2C450)
こちらは「たこ」。
そのとなりもおおよそ「たこ」。
いいえ!そんなことよりも、タコ頭のメカがあるではありませんか!
という具合に、園内には随所にカメラが設置されており、
スマートフォンのアプリで、リアルタイムで映像を見ることができます。
![HVED0990](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED0990.jpg?resize=500%2C667)
す、すごい。
自分が保育士さんなら、ちょっとやりにくいかなぁ。
見る親の側としても、監視しているようでちょっと後ろめたいなぁ。
しかし、いつでもわが子の様子を確認できるのはうれしいことです。
職場での、ランチタイムなんかにずっと見てしまいそう。
また、送迎バスのアプリも開発中とのこと。
送迎バスが今どこまで来ているか、
こちらもリアルタイムで分かるようになるそうです。
ITって、すごい。
ITだけじゃありません
![HVED1009](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1009.jpg?resize=600%2C450)
ぼくも見せてもらってハッと気づかされたのですが、
ベトナムでは非常階段が着いている建物はとても少ない。
ひまわり幼稚園では独自に非常階段を設置し、
万一のときの避難に備えているそうです。
ところで、この非常階段へ続くバルコニー。
個人的にすごく気に入ってしまいました。
![HVED1012](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1012.jpg?resize=600%2C450)
ご覧ください!
手前のごちゃごちゃしたもの(お隣の屋根)は見なかったことにして、
ノイバイ空港方面の景色が、かなり遠くまで見渡せます。
はぁ、ここでコーヒーでも飲みたい。
![HVED1011](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1011.jpg?resize=600%2C450)
庭もこのとおり見渡せます。
左にいらっしゃる彼女は、園提携の警備会社ALSOKの警備員さん。
ベトナムにもあるんですね、ALSOK。
コマーシャルは流しているのかしら。
もしかして、彼女もレスリング関係なのかしら!?
と気になり尋ねてみたら、レスリングはやらないそうです。
![HVED1030](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1030.jpg?resize=600%2C450)
ちなみに、園庭に生い茂る木々は、
写真のようにいい具合の木陰をつくり、
夏場の熱中症防止に一役買うそうです。
はぁ、木陰でもコーヒーを飲みたい。
日本人のための日本式教育
ベトナムの日系幼稚園では、
園によって教育方針もさまざまです。
ひまわり幼稚園では、
日本で30年以上のキャリアをお持ちの先生の顧問のもと、
「日本人のための日本式教育」に注力されています。
日本語はもちろん、日本の伝統的な遊びや童謡など、
日本人として生きていくための教育です。
![HVED0991](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED0991.jpg?resize=600%2C450)
一方で、詰め込み式の文字教育は行わず、
自然なかたちで文字とふれあえるよう工夫されているそうです。
幼児期でなければ身に付けることのできない、
理解力、応用力、想像力、創造力などを重視し、
小学校以降のどんな学びにも対応できる「根っこ」を作ることを、
教育方針とされています。
わが家の息子も四歳になってから、
ひらがなくらい読めなくちゃ!と焦りを感じたものですが、
これまでにいろんな幼稚園でお話を聞いて、
自然なかたちで、興味のままに、ということの重要性を学びました。
ちなみに、「日本人のための日本式教育」と言っても、
日本の保育園や幼稚園ではあまり見られない、この時期からの英語教育。
これはひまわり幼稚園に限らず、
ベトナムの日系幼稚園ではほとんどが行っています。
![HVED0997](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED0997.jpg?resize=600%2C450)
ひつじが一匹、ひつじが二匹。
保育士さんのひとりが書道師範の免許を持っておられ、
アフタースクールで書道教室を開講されています。
園外からの生徒さんも受け入れており、一番左は小学二年生の作品です。
うーん、どれも個性的なひつじですね。
こだわりの日本食
![HVED1046](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1046.jpg?resize=600%2C450)
昼食は完全な日本式。
ハノイで店を出している日本人の料理人のもと
三年修行したベトナム人ふたりが調理を担当しています。
献立はその日本人料理人が一か月ごとに監修しており、
親御さんからも「職場のメシよりうまい」と評判だとか。
ぼ、ぼくも食べたい!
![HVED1035](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1035.jpg?resize=500%2C667)
ちょうど食材配達のおじさんが現れました。
なにかしら・・・
![HVED1038](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1038.jpg?resize=600%2C450)
こ、こ、こしひかり!!
野菜や肉は日本のものを扱う業者さんから仕入れているそうです。
ありがとうございました
![HVED1028](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED1028.jpg?resize=600%2C450)
壁の絵はベトナムっぽさ満開でしたが、
(どこでもそうです)
「日本式」を求める親御さんにとっては貴重な園であると言えるでしょう。
住む場所を自由に選べないご家族も多いでしょうから、
保育施設は多いに越したことはありません。
ひまわり幼稚園はまだ開園間もない園ですが、
これからその一翼を担っていってほしいと、
期待を持てる園かと思います。
おこがましいですがひとつだけ改善点を提案させてもらうなら、
見学にいらした親御さんにひまわりの種を出すのはどうでしょう。
少なくともぼくなら、ちょっと楽しくなれそうです。
あらためまして、ひまわり幼稚園さま、
どうもありがとうございました。
さらに詳しい情報は園のホームページでどうぞ。
ひまわり幼稚園
![HVED10541](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/02/HVED10541.jpg?resize=600%2C450)
住所:242 Âu Cơ, Phường Quảng An, Quận Tây Hồ, Hà Nội
WEBサイト:http://himawari-kinder.com/
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