2014年ホーチミン市のクリスマス・イブには雪が降ったのかもしれない。
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ふむにちわ!
昨日は、クリスマス・イブでしたね!
ぼくは23日に、日本にいる妻と息子とスカイプ越しに、
一足早いクリスマスパーティーをしました。
画面の向こうには、おいしそうにケーキを頬張るおふたりさん。
こっちはというと、奮発して買ったポテトチップス。
(輸入品のポテチはけっこうするのです)
そしてイブだった昨日。
ひとりで街へ繰り出してもなぁ、
人とバイクに飲まれるだけだろうしなぁ、と、
アパートでひとり、
普段より一際騒がしい街の喧騒を聞きながら、
10時半ごろ眠りについたのです。
ガガガガー!!
ププー!
ウ~ウ~ウ~!!!
むむむ~。
街は普段より一際さわがしく、
寝るに寝られない状態。
「ふむベトって、クリスマスは何もないのかー」
というような誰かの声が聞こえた気もして、
外に繰り出すことにしましたよ!!
昼に路上喫茶のおばちゃんが
「教会にいったら楽しいわよん!夜11時くらいにいきなさい!」
と言っていたのを思い出し、
サイゴン大教会に向かうことに。
外へでると案の定、バイクと人の洪水です。
途中、ドンコイ通り沿いのヴィンコム・センター前を通ります。
カップルやら、家族連れやらでごったがえしています。
聖夜というよりは、お祭りという感覚です。
頭にトナカイの角の飾りをつけるのが定番みたい。
カップルの女の子は高確率でトナカイになっていました。
ひとつだけ、うさぎの耳があるのがとってもナゾです。
甘いにおいのするとうもろこし。
綿あめ! やっぱりお祭りなんですね。
なぜか、するめ。
これは・・・。
猫型の彼!?
ひときわ目立つ、サンタの風船。
こわい。
子どもたちの撮影会のようなものもありました。
わが家は男の子ですが、女の子も、かわいいんだろうなぁ。
(お母さんに掲載の許可をいただきました)
こちらはドン・コイ通りのイルミネーション。
教会の方へ向かいます!
分かりづらいですが、
女子のトナカイ化はやはり定番のようです。
11時でこれだけ売れ残っちまった!
仕入れすぎたべ!
と、彼いわく。
教会につきました。
しかし、むこう側へ行くには教会前の通りをわたらねばなりません。
写真ではわかりにくいので、動画にしてみました。
混みすぎてバイクもスピードが遅く、案外何事もなく渡れました。
しかし、ほんとうに大混雑!
せっかくなので、
マリア像の近くまでいってみましょう。
と、その時、目の前に白い影が舞い落ちたのです!
え、ホーチミンに、雪!?
えー。
ええー。
ひえええぇー!
正体は、これでした。
昭和のポマードのような香りのする、雪スプレー。
一缶、一万ドンなり。
(2014年12月24日現在、約55円)
どんな土産物よりも、
どんな食べ物よりも、
飛ぶように売れていたポマード雪スプレー。
みなさん顔に思いきりかかっていたけれど、
安全なのかしら、この雪スプレー。
青年たちが仲間うちで吹き付けあっていたものが、
そのうち見ず知らずのだれ彼かまわずの状態に!
ほんとうは、日付がかわるまでいるつもりだったのです。
しかし、若者たちの雪スプレー合戦に身の危険を感じ、あえなく退散。
こりゃあ三十のおじさんがひとりで来るとこじゃないやと、家路につきました。
以上、
ホーチミン市よりクリスマス・イブの模様をお届けしました。
常夏のこの街にも、
サンタクロースはやってくるし、
男どもはトナカイ女子に連れられて、
そしてポマードくさいドカ雪が降ったのでした。
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