カンザー。マングローブの森が呼んでいる!その③
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- 行き当たりばったび / 観光(ホーチミン近郊)
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ふむにちわ!
前々回のロースト・アヒル、
前回の一般家庭への食事予約と、
道草を喰いすぎている道中ですが、
今日はほんとうに行きます。
森の奥まで、行くぞー!
というわけで、
一般家庭のおばちゃんにまさかの昼食の予約をしたのち、
引き続きバイクを走らせ、リー・ニョン(Lý Nhơn)通りを進みます。
まずは、
地図のマーカーポイント左、
ヴァム・サット橋(cầu Vàm Sát)を目指します。
(右のポイントは昼食予約をしたおばちゃんの家)
おばちゃんの家から橋まで、
地図ではかなり急なカーブに見えますが実際はとてもゆるやかです。
広がる景色にはぽつりぽつりと家があるのみで、エビの養殖池や田んぼばかりです。
この道はまだきちんと舗装されており、
バイクであっという間に橋まで辿り着きます。
![HVED0611](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0611.jpg?resize=600%2C450)
ヴァム・サット橋(cầu Vàm Sát)です。
いよいよです!
これを渡れば、目的地は目の前です!
![HVED0615](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0615.jpg?resize=600%2C450)
橋を渡ると小さな集落があり、
道もいくつかに分かれていますが、
とにかくリー・ニョン(Lý Nhơn)通りをまっすぐ進みましょう。
分岐点にはKhu du lịch Vàm Sát(ヴァム・サット観光地区)の看板があるので、
それに従って進むと間違いありません。
さあ、いくぞー!!
![HVED0620](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0620.jpg?resize=600%2C450)
・・・ん?
どうしても一句、読みたくなる光景。
ヤギの群れ 連れもてどこいく アスファルト
いったいどうして、
こんな道路にヤギの群れがでてくるのでしょう。
急ブレーキをかけたバイクの上で、
タイさんもぼくもあっけにとられていると、
ヤギの群れの最後尾にヤギではないおじさんが現れました。
ヤギではないおじさん:すまんね~、街まで売りに行くのよ!
タイさん:あー、そういうことか!・・・で、一匹いくら?
ぼく:(いやいや、もうやめて!ヤギは乗りませんって!)
ヤギではないおじさん:一匹300万ドンですわ~。
(300万ドン = 約17.000円)
タイさん:(ゾースケ、高いな。こりゃ無理やな。)
ぼく:(高いかどうかは知りませんけど、ヤギは無理でしょ。)
タイさん:えー、やめときますわ!
ヤギではないおじさん:残念!ほんじゃね~!
![HVED0619](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0619.jpg?resize=600%2C449)
けっこう高くて、ありがとう。
重量オーバーの危機をなんとか切り抜け、
さらにリー・ニョン(Lý Nhơn)通りを進みます。
すると、看板が見えてきました。
![HVED0697](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0697.jpg?resize=600%2C450)
Vàm Sát(ヴァム・サット)の文字が見てとれます。
写真では見づらいですが、あと2600メートル!もうすこしです!
![HVED0622](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0622.jpg?resize=600%2C450)
ここからは砂利道です。
はげしい揺れに、おしりの感覚があっという間になくなります。
もう、何かが出てもおしりでは感知できないだろうなという頃、
事務所のような建物に到着しました。
![HVED0623](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0623.jpg?resize=600%2C450)
着いたのか!?
いや、ここはヴァム・サット観光地区へ続く専用の橋のようです。
看板を見ると、
「牽引車ダメ、自動車もダメ、橋の上でたまるのもダメ」とあります。
要するに、橋がヤワなのでしょう。
こわっ。
事務所の中では、橋守りと思しき兄ちゃんがひとり、
気持ちよさそうに昼寝をしていました。
だいじょうぶか!?
ぼくたちはバイクなので、問題ないでしょう。
さっきのヤギが安かったなら、止められていたのかも。
![HVED0624](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0624.jpg?resize=600%2C450)
いざ!
![HVED0625](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0625.jpg?resize=600%2C450)
景色がきれい!
![HVED0626](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0626.jpg?resize=600%2C450)
ヤギを連れてなくてよかった!
![HVED0630](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0630.jpg?resize=600%2C450)
橋を渡ると、砂利道でさえなくなります。
柔らかい赤土に、バイクのタイヤがとられます。
雨の日には、来ないほうがいいでしょう。
![HVED0631](https://i1.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0631.jpg?resize=600%2C464)
もうすぐそこです!
![HVED0632](https://i0.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0632.jpg?resize=600%2C450)
最後の橋!
![HVED0634](https://i2.wp.com/humviet.com/wp-content/uploads/2015/09/HVED0634.jpg?resize=600%2C450)
着きました! 「ようこそ、ヴァム・サット観光地区へ」の文字がまぶしーい!
・・・。
えー、今回で最後までお届けするつもりでしたが、
おおよそヤギのせいで長くなってしましました。
おおよそヤギのせいで、続きは次回ということにします。
次回はヤギはでてきません!
(つづく)
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