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Galangal

しょうがの香りと、こしょうの辛味の合わせ技。

ナンキョウ

Alpinia officinarum

Galangal

Củ riềng

ショウガ科ハナミョウガ属のなんきょう(南姜)。
見た目はしょうがにそっくりだが、
しょうがよりも大ぶりで淡色。
利用される部位は地下茎にあたる。

熱帯アジア原産で、東南アジアの煮込み料理に広く使われ、
特にタイのトムヤムクンには必須のスパイス。
しょうがに似たスパイシーな香味を持つほか、
こしょうに似た辛味がある。

ベトナムでは料理の臭み消しと香り付けに用いられ、
淡水産の魚介類の調理に多用される。
また、臭みの強い犬肉料理にも欠かせない。

薬効も注目されており、
鼻や喉の炎症をはじめとする呼吸器疾患、
腹痛、嘔吐などの消化器疾患に効果があるとされる。

Củ riềngcủ は「根っこ」、
riềng は「ショウガ科」を意味するが、
riềng には「カヤツリグサ」の意もある。
カヤツリグサも犬肉料理に多用されるが、
本種(Củ riềng)とカヤツリグサは別種である。
(本種はカヤツリグサ科ではなくショウガ科)

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