Vietnam Foodspedia
Broken rice
砕米
売りにくかった割れた米粒が、ホーチミン市の代表的なメニューに。
どんな食材?
米を乾燥・運搬・精米する間に割れた、小さな米粒。細長い粒が途中で折れたものや、さらに短いかけらが混ざり、形も長さもそろわない。
通常の米と比較し、炊くと小粒で柔らかな口当たりになる。粘りや香りは原料の米によって異なる。ベトナムでは砕米を袋詰めの乾燥米としても売り、炊飯用や粥用の品がある。
ベトナムでの使われ方
ホーチミン市の食堂や屋台では、砕米を炊いたご飯にたれの香る焼き豚をのせた cơm tấm が知られる。目玉焼き、細切りの豚皮、蒸した卵と肉の料理などを合わせ、キュウリやニンジン・大根の漬物を添える。青ねぎ油や甘辛い魚醤だれが、小さなご飯粒にもなじむ。
かつては売り物になりにくい割れ米を農家が食べたとされるが、今では一皿の食事として食堂で提供される。砕米はこの皿盛りご飯だけの材料ではなく、家庭では水を多く使って柔らかな粥に炊くこともある。用途に応じて炊飯用と粥用を分けて売る米店もある。



