トウモロコシ

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Vietnam Foodspedia

Maize

トウモロコシ

もち米と合わせたりや甘い汁物、揚げ物にも。日本より多彩な姿を見せてくれます。

学

Zea mays L.(イネ科の栽培穀物。もっちりタイプとスイートタイプは同じ種に含まれる。)

和

トウモロコシ

英

MaizeCorn(米国などで一般的な呼び名。)

越

Bắp(南部などで用いられる呼び名。北部では ngô と呼ぶ。)Ngô(北部で用いられる呼び名。bắp と同じトウモロコシを指す。)

どんな食材?

実はイネ科のトウモロコシ。緑色の皮を何枚もむくと、ひげに包まれた円筒形の穂が現れる。粒は黄色や白色のほか、紫色を帯びるものもあり、一本の穂の大きさや粒の並び方は品種で変わる。

食べるときの違いが分かりやすいのは、もっちりタイプとスイートタイプ。もっちりタイプの bắp nếp は加熱すると粒がもちもちと粘り、甘味は比較的控えめ。スイートタイプの bắp ngọt は粒の甘さが持ち味で、みずみずしい食感を楽しめる。これらは実は別種ではなく、同じトウモロコシの性質の異なるタイプ。乾燥して硬くなった成熟粒も、浸水してからじっくり煮る食材になる。

ベトナムでの使われ方

ベトナムでは穂をゆでてそのまま粒をかじるだけでなく、粒を外してご飯ものや軽食にする。xôi bắp(トウモロコシ入りおこわ)では、もち米と緑豆に粒を混ぜ、揚げたエシャロットやココナッツミルクを合わせる。もっちりタイプの粘りと甘味型の甘さを組み合わせる作り方もある。

乾燥した粒をついてから水に浸し、柔らかく煮るモロコシ入りおこわ xôi bắp nhão は、しっとり粘る仕上がり。ココナッツミルクを加え、ごま、落花生、削ったココナッツなどを添える。生の穂とは違う、乾燥粒ならではの食べ方。

粒をバターやねぎ、干し小エビと炒める bắp xào は、甘辛い味の軽食。スイートタイプの粒は、カニ肉や溶き卵、きのこを入れた súp cua(カニのとろみスープ)にも入る。デザートの chè bắp では、穂からそいだ粒を砂糖と煮てココナッツミルクをかける。粒の甘さを生かした食べ方。

居酒屋、鍋屋などの食のはじめやサイドメニューとして、粒に小麦粉をまぶして揚げたシンプル料理 ngô chiên も見逃せない。

見分け方

粒の色だけで、もち性か甘味型かを完全に見分けることはできない。白色のもち性や黄色の甘味型は料理に使われる例だが、品種によって粒色は異なる。

  • 粒の食感:ゆでたもっちりタイプは粘りが強く、スイートタイプは甘さとみずみずしさが際立つ。
  • 売り名:bắp nếp はもっちりタイプ、bắp ngọt や bắp Mỹ はスイートタイプ。
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