Vietnam Foodspedia
Vietnamese pork sausage
チャールア/ゾールア
バナナの葉で包んで火を通した豚肉のソーセージ。
チャールア(ベトナム語 chả lụa の音写。豚肉を練って加熱した製品を指す。)ゾールア(北部で使われる giò lụa の音写。チャールアと同系統の製品。)
Vietnamese pork sausage(豚肉を練り、葉で包んで加熱するベトナムのソーセージ状の食品。)
Chả lụa(中部・南部で使われる呼び方。lụa は「絹」の意味。)Giò lụa(特に北部で使われる呼び方。lụa は「絹」の意味で、語義だけから命名の歴史的由来までは決められない。)
どんな食材?
豚の赤身肉を細かくすりつぶし、ヌックマムや塩などで味を付けて練り、円筒形に包んで蒸すかゆでて仕上げる肉の加工品。伝統的にはバナナの葉を何重にも巻いて加熱する。葉をほどくと、淡い乳白色から薄桃色の、きめの細かい肉のかたまりが現れる。
薄く切っても崩れにくく、しっとりして弾力のある歯応え。豚肉の旨みにヌックマムの塩気が重なり、味付けは比較的穏やか。製品には500gや1kgの棒状のものがあり、バナナ葉包みのほか真空包装の商品も売られる。
ベトナムでの使われ方
包みを開いて輪切りや一口大にし、そのままご飯やもち米料理と一緒に食べる。薄い米粉の皮で具を巻いたバインクオンや、パンに肉と野菜を挟むバインミーにも合わせられる。柔らかな生地やパンの中で、豚肉の弾む歯応えが加わる。
ハノイのブンタンは、細い米麺に鶏肉、薄焼き卵、干しエビなどを合わせる汁麺。ゾールアを薄切りから細い短冊状に切り、ほかの具とともにのせる。中部フエの辛味のある汁麺、ブンボーフエにチャールアを添える食べ方もある。
日常の一皿だけでなく、旧正月テトや結婚式、祖先をしのぶ集まりの料理にも登場する。テトの食卓では、もち米を葉で包んだバインチュンやゆで鶏と並び、切り分けて人々と分け合う肉料理になる。
見分け方
似た豚肉の練り物でも、加熱前の giò sống(ゾーソン)は、柔らかく粘りのある肉ペースト。チャールア/ゾールアは火を通して固めた製品で、包みを外すと輪切りにできる。
- 切り口:細かく均一な肉質で、淡い白色から薄桃色。粗いひき肉の粒が目立つタイプとは異なる。
- 外側:伝統的な品はバナナの葉で円筒形に包まれる。



