Vietnam Foodspedia
Quảng noodles
ミークアンの麺
米を蒸して平たい帯状に切る、ミークアンの麺。白色とウコン色があり、やわらかさとほどよい弾力が特徴。
ミークアンの麺(ベトナム料理 Mì Quảng に使う麺を示す日本語表記。)
Quảng noodles(Vietnam Tourism がミークアンの麺を説明する際に用いる英語表現。)Quảng rice noodles(米から作ることを明示した説明的な英語表現。)
Sợi mì Quảng(sợi は麺の「一本・麺線」を表す語で、ミークアンに使う麺を指す。)Mì Quảng(料理名として使われるほか、文脈によって麺そのものを指すこともある。)
どんな食材?
ミークアンの麺は、名前に mì と付くが、クアンナム・ダナンで伝統的に作られるものは小麦麺ではなく米の麺である。米を水に浸して挽き、水で調えた生地を薄いシート状に蒸し、冷ましてから帯状に切る。伝統的な麺は平たく幅があり、やわらかさの中にほどよい弾力がある。
色は白が基本で、ウコンを加えて黄色くする作り方もある。蒸した麺シートの表面に落花生油を塗って重なりを防ぐ方法が伝えられており、米の香りに油の香りが重なる。黄色い麺だけがミークアンというわけではない。
ベトナムでの使われ方
クアンナム・ダナンでは、この麺を Mì Quảng の土台に使う。麺に生野菜や香草を合わせ、豚肉とエビ、鶏肉、魚などで作る濃いめの具と煮汁を少量だけかけ、炒り落花生や焼いたライスペーパーを添える食べ方が代表的である。汁で麺を満たす料理ではなく、麺と具に煮汁をからめて食べる。
この料理は地域の家庭の食事だけでなく、祝い事や集まり、食堂・屋台でも供される。麺は白色のまま使う店も、ウコンで黄色くしたものを使う店もあり、具の組み合わせと同じく作り手や地域で変化がある。
見分け方
クアン地方の伝統的な麺は、米の生地をシート状に蒸してから切るため、丸い細麺ではなく平たい帯状になる。ダナンの伝承資料では幅はおよそ1cmとされ、白色と黄色の両方があるため、色だけでは見分けられない。
一方、ニャチャンでは黄色く細い麺を使うミークアンも報告されている。ベトナム全体で幅広麺だけに固定せず、クアンナム・ダナンの伝統的な形と地域変種を分けて見るとよい。
