Vietnam Foodspedia
Redtail scad
キツネアカアジ
赤い尾に、キツネの名をもつアジ。
どんな食材?
キツネアカアジはアジ科ムロアジ属の海水魚で、学名は Decapterus kurroides。体は左右に平たく、背から腹までの高さがやや大きい。全長は40cm台に達する。
生鮮時は背側が褐色から青みを帯び、側面と腹面は銀白色で、鮮度のよい個体では側面に桃色が差す。尾びれと胸びれは赤く、えらぶた上部には黒い斑紋がある。
ベトナムでの使われ方
ベトナムでは丸魚の冷凍品として流通する。
料理では、本種だけに限定せず、cá nục đuôi đỏ(赤い尾のアジ)という呼び名で紹介される例がある。揚げた丸魚を甘酸っぱいタマリンドソースで仕上げる料理や、唐辛子で風味を付けた包み焼きなどである。
見分け方
赤い尾びれをもつムロアジ属には、アカアジ Decapterus akaadsi、サクラアジ Decapterus smithvanizi、オアカムロ Decapterus tabl も含まれる。見分けるには、尾色に加えて体形や鱗の数を比べる。
最もよく似たアカアジとの違いは、体側を走る線(側線)のまっすぐな部分に並ぶ硬い鱗(ぜいご)の数にある。本種では30–32枚、アカアジでは26–29枚である。
サクラアジとオアカムロは本種より背から腹までの高さが低い。側線が曲がる部分の丸い鱗も多く、本種の45–52枚に対し、サクラアジは54–62枚、オアカムロは61–72枚である。



