Vietnam Foodspedia
Red seabream
マダイ
青い小斑点と尾びれの黒い縁取りが目印、ベトナムの日本料理では刺身・寿司にも使われるマダイ。
どんな食材?
マダイ(Pagrus major)はタイ科の海水魚で、食用には主に身を使う。体は楕円形で左右に平たく、体高が高い。体色は淡い赤から桃色で腹側ほど明るく、鮮魚では体側上半部にコバルト色の小斑点が散る。尾びれの後縁が黒く縁取られるのも特徴である。
身は引き締まった白身で、甘みと歯ごたえがある。ベトナム語では cá tráp đỏ と呼ばれ、cá tráp hồng という別名も使われる。日本食向けの流通では Madai の名も見られる。
ベトナムでの使われ方
ベトナムの日本料理では、身を生で使う刺身・寿司の例がある。ハノイの日本料理店では Madai が刺身メニューに載り、ベトナムの日本食向け販売でも cá tráp hồng(Madai)が刺身・寿司向けとして扱われる。引き締まった白身と穏やかな甘みを生かした使い方である。
このほか、ベトナムの日本食向け販売では、焼き物や蒸し物、鍋向けとして扱われる例もある。
見分け方
ベトナム語名 cá tráp đỏ は、Pagrus major だけに固定された呼び名ではない。ベトナムの検疫資料では Pagrus major と、旧学名 Evynnis japonica で記されたチダイに同じ名が使われる。分類学的な再検討では Evynnis japonica は Evynnis tumifrons の異名とされる。
丸魚なら、まず尾びれを見ると区別しやすい。マダイは尾びれの後縁が黒く縁取られ、体側上半部には青い小斑点が散る。チダイ(Evynnis tumifrons)は尾びれ後縁が黒くならず、えらぶたの縁が赤い。フィレではこれらの外見が失われるため、商品表示に学名があれば Pagrus major であることを確かめると取り違えを避けやすい。



