マルアジ

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Vietnam Foodspedia

Round scad

マルアジ

煮物や煮付けにもってこい、煮汁も主役になれるアジ。

学

Decapterus maruadsi (Temminck & Schlegel, 1843)(現在有効な学名。)Caranx maruadsi Temminck & Schlegel, 1843(原記載時の組み合わせ。)

和

マルアジアオアジ(日本で用いられる別名。)

英

Round scad(ベトナムでも用いられる英名。複数のDecapterus種に使われるため、英名だけでは種を一意に示さない。)Japanese scad(FAOの英語名。)

越

Cá nục sồCá nục sò(ベトナムで同種に用いられる別名。)

どんな食材?

マルアジは、アジ科ムロアジ属の海水魚 Decapterus maruadsi です。ベトナムでは cá nục sồ と呼ばれ、トンキン湾からタイ湾にかけてのベトナム沿岸でも記録されています。食用では主に身を利用します。

魚体は体高が低く細長く、背側は青緑から青灰色、体側から腹側は銀白色です。鰓ぶたの上縁近くに小さな黒斑があり、新鮮な個体では尾びれが黄みを帯びます。第二背びれと尻びれの後ろ、尾びれの手前には、独立した小さなひれ(小離鰭)が背側と腹側に1枚ずつあります。側線の後半の直線部分には、硬く盛り上がったうろこ(稜鱗)が並びます。

ベトナムでの使われ方

ベトナムでは cá nục sồ を、汁気のある煮物や濃い煮つけにする食べ方があります。bún chan nước cá では、魚をサトウキビ汁、調味料、刻んだパイナップルとともに汁多めに煮、魚と煮汁を米麺にかけます。魚の身だけでなく、煮汁も麺の味の中心になります。

生のたけのこと煮る使い方や、香草 rau răm とともに辛く煮る食べ方もあります。

見分け方

日本のマアジ Trachurus japonicus と似ますが、尾びれの付け根の直前にある小離鰭が見分ける手掛かりです。マルアジには背側と腹側に1枚ずつあり、マアジにはありません。さらに、マアジでは稜鱗が側線全体に及ぶのに対し、マルアジでは後方の直線部分にまとまります。

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