斑点ランナマズ

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Vietnam Foodspedia

Spotted longbarbel catfish

斑点ランナマズ

黒い斑点を散らした、川育ちの美しいナマズの仲間。

学

Hemibagrus guttatus(ギギ科の淡水魚。)

和

カーラン・チャム(cá lăng chấm のカタカナ表記。日本語の標準和名を示すものではない。)

英

Spotted longbarbel catfish(長いひげと斑点を表した英語名。)

越

Cá lăng chấm(chấm は「点・斑点」を表す語。灰色がかった体側に黒い点が散る魚の呼び名。斑点のある別種との同定には名前だけでは足りない。)

どんな食材?

カーラン・チャムは、口の周りに長いひげが伸びる、うろこのない淡水魚。Cá lăng はナマズ類のひとつの総称で、chấm は「点・斑点」の意。頭は幅広い形で、胴は細長い。背は灰色から褐色がかり、淡い腹と、体側に散らばる黒い斑点が目に付く。

ベトナム北部の河川で知られ、池でも食用に育てられる。中北部 Nghệ An(ゲアン)の2012年の池養殖例では、出荷時の魚は一匹平均約1kg。

食べる身は香りとうま味があるとされ、しっかりした歯応えで、細かな小骨が少ないことが特徴。川魚として食味を評価されてきた魚の一つ。

ベトナムでの使われ方

ベトナムでは川魚の食材として扱われ、天然ものだけでなく、養殖魚も食用に出荷される。Nghệ An の池養殖では丸ごとの魚を収穫して重量で販売した。北部 Tuyên Quang(トゥエンクアン)でも貯水湖のいけすで食用魚を育て、販売先との連携を進める取り組みがある。

北部の川魚料理店では、カーラン・チャムの身を焼き魚にしたり、酸味のあるタマリンドソースを合わせたり、バナナの花と煮たりする献立がある。複数の料理に分けて出す例もあり、丸ごとの一匹が食卓のさまざまな皿に変わる。

見分け方

同じ cá lăng の名で扱われる魚は一種ではない。本種の特徴を見比べるときは、斑点だけでなく魚体全体を見る。

  • 体側:灰褐色の皮膚に黒い点が散り、腹側は淡い色。
  • 頭と口元:幅広く平たい頭に、口から長いひげが伸びる。
  • 背中:短い背びれの後方に、長く伸びる脂びれ(柔らかなひれ)がある。
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