Vietnam Foodspedia
Butter catfish
腹でかチェンナマズ
ふっくらした腹の身を、甘辛い土鍋煮で味わう川魚。
どんな食材?
Cá は「魚」、trèn はナマズの仲間を指す呼び名で、bầu は「ひょうたん」や「丸くふくらんだ形」を意味し、腹部に丸みのある姿と重なる。
平たい頭に大きな口、口元の長いひげがあり、腹側には尾近くまで続く長いひれが伸びる。尾びれは二つに深く分かれる。大きな個体では尾びれを除いた体長が45cmに達する。
ベトナム南部でこの名で食べられる魚は、ほかのカーチェン類と比べて身に厚みがあり、背の肉とふっくらした腹側の脂のある部分が好まれる。身は甘みがあり、細かな骨が少ないとされる。
ベトナムでの使われ方
メコンデルタでは、魚をヌックマムや砂糖、唐辛子などで味付けし、小さな土鍋で汁気がとろりとするまで煮る。cá trèn bầu kho tộ(カーチェンバウの土鍋煮)は、こしょうや青ねぎを散らし、熱いご飯と食べる料理。腹の脂と甘みのある身に濃い煮汁がからむ。
ウコンと煮る kho nghệ や、塩気を利かせた煮付けにもする。干して保存する食べ方もある。
見分け方
同じカーチェンの名を持つ魚を比べるときは、頭から腹にかけての厚みと口元を見る。
- 腹まわり:カーチェンバウは腹の前側がふっくらし、背と腹に肉厚な部分がある。カーチェンラーは体が薄く、小ぶりな魚として扱われる。
- ひれと口元:平たい頭、口元のひげ、腹側から尾に向かう長いひれ、深く二叉する尾びれが本種の外形の特徴。



