ジャノメガザミ

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Vietnam Foodspedia

Three-spot swimming crab

ジャノメガザミ

甲羅の後方に並ぶ3つの赤褐色斑が目印の遊泳性カニ。ベトナムでは ghẹ ba chấm と呼ばれ、意味はそのまま「三つ斑点があるワタリガニ」。

学

Portunus sanguinolentus (Herbst, 1783)(WoRMSで受容される学名。)Cancer sanguinolentus Herbst, 1783(BISMaLとWoRMSに記載される異名。)

和

ジャノメガザミ(Portunus sanguinolentus の標準和名。)

英

Three-spot swimming crab(FAOが用いる英名。)Three spotted crab(食品科学文献で用いられる英語表記。)

越

Ghẹ ba chấm(ベトナムの公的水産資料で Portunus sanguinolentus に対応づけられる名称。)Ghẹ 3 chấm(数字の3を使った表記。水産研究資料で Portunus sanguinolentus に対応づけられる。)

どんな食材?

ジャノメガザミは、ガザミ科の遊泳性のカニで、ベトナムでは ghẹ ba chấm または ghẹ 3 chấm と呼ばれる。甲羅の後方に赤褐色から赤色の丸い斑が3つ並ぶのが目立つ特徴。

食用にする身は白く、鮮度のよい加熱肉は甘みがあり、身が殻にしっかり付く。保存中はこの締まりと甘みが失われていくことが食品科学研究で確かめられているため、食味の特徴としては「甘みのある白いカニ肉」と捉えると分かりやすい。

ベトナムでの使われ方

ベトナムでは漁獲対象として扱われ、生きた状態で販売される例があるほか、冷凍の丸物としても流通する。生体販売の例では、蒸す、バウ(ひょうたん)と煮る canh bầu、米粉麺の汁物 bánh canh などの料理が挙げられている。

輸出向けの冷凍品にも ghẹ ba chấm の名で丸ごとの製品があり、生体販売だけでなく冷凍流通にも乗る食用ガニだと分かる。料理では殻ごと蒸したり、汁物や麺の具に使ったりする例がある。

見分け方

よく混同しやすい ghẹ xanh(タイワンガザミ)と比べると、ジャノメガザミは甲羅後方の3つの赤褐色から赤色の丸斑が最も使いやすい手掛かりになる。両種とも甲羅の左右縁には9本の歯状突起があり、最後の1本が大きく張り出すため、この点だけでは区別できない。

Ghẹ xanh は雄で暗い青緑色の地に白い斑や帯状模様が目立ち、雌は褐緑色を基調とする。一方、ジャノメガザミはオリーブ色から暗緑色の甲羅に後方3斑が明瞭に出る。色の濃淡よりも、甲羅後方に並ぶ3つの丸斑の有無を優先して見ると区別しやすい。

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