Vietnam Foodspedia
Krempf's pangasius
ボンラウナマズ
汁物や煮物に、銀色の大きなナマズ。
どんな食材?
銀灰色の体にうろこがなく、口元にひげがあるパンガシウス科の大型のナマズ。メコン川水系から河口、沿岸の海水域まで行き来する魚で、同じ科の養殖魚チャーナマズやバサナマズとは別種。
大きな丸魚を輪切りにして使う。ベトナム南部のティエン川河口で2017年に漁獲された魚は一匹4〜5kgほどのものが多かったという記録がある。
身には脂のうまみがあり、柔らかさと弾力をあわせ持つ。河口近くで食べられる酸味のあるスープでは、身の甘みとほどよい歯ごたえが生きる。
ベトナムでの使われ方
メコンデルタの河口沿いでは、漁で獲れたボンラウナマズを切り身にし、汁物や煮魚にする。とくにティエン川の河口、Gò Công(ベトナム南部の沿岸地域)で食べられるのが、熟したバンの実(bần)を使う酸っぱい魚のスープ。
バンの実を煮てつぶし、種や皮をこした酸味のある汁で魚の輪切りを煮る。オクラや青菜などを添え、温かいご飯や米麺とともに食べる。酸っぱさと魚の甘みを一緒に味わう、川と河口の食材が結びついた料理。魚をヌックマムやこしょうで味付けし、汁気を煮詰める煮魚も食卓にのぼる。
見分け方
見た目が近いパンガシウス科の魚と混同されやすい。丸魚の体:ボンラウナマズは細長く、背が青灰色〜暗灰色、腹が銀白色で、ひれには赤色と淡い黄みが見られる。
- 名前:cá dứa や cá tra bần は別の魚の名。



