Vietnam Foodspedia
Wild pepper
ハイゴショウの葉
ハート形の葉で肉をくるみ、焼くと香りが立つベトナムの香味野菜。
Piper sarmentosum Roxb.Piper lolot C.DC.
ハイゴショウ(Piper sarmentosum の日本語植物名。)
Wild pepper(植物名として使われる英語名。)
Lá lốtLá lốp(地域・文献に見られる表記。)
どんな食材?
ラロットは、コショウ科の植物ハイゴショウの香りのある葉。つる状の茎が地面を這って伸び、つやのある濃い緑色の葉をつける。葉はハート形に近く、先端がとがり、長さはおよそ7〜14cm。葉柄の付け根から広がる葉脈が目立つ。
生の葉には青みのある香りとほのかな苦味、コショウを思わせる刺激がある。焼くと香りがいっそう立ち、肉を包む葉も一緒に食べる。ベトナム語の lá は「葉」。lốt はこの植物を指す名の一部で、lá lốt はその葉を表す呼び名。
ベトナムでの使われ方
代表的な使い道は、ひき肉を一枚ずつ包んで焼く料理。chả lá lốt は、豚ひき肉に玉ねぎや香味野菜、調味料を合わせ、ラロットで細長く巻いてフライパンで焼く。小さな葉を刻んで具に混ぜる作り方もあり、焼き上がりは葉が肉に沿ってしんなりと密着する。温かいうちにヌックマムや唐辛子のたれを添え、ご飯のおかずにする。
牛肉を包んで炭火などで焼く bò lá lốt も知られる。葉の香りが肉と一体になり、焼き料理ならではの風味を生む。包むだけでなく、牛肉と炒める bò xào lá lốt や、生葉でサラダを包む食べ方にも使う。
見分け方
ラロットはキンマ(Piper betle)とは別の植物。どちらもハート形の葉をつけるため、葉の形だけでは取り違えやすい。



