ヒユ菜

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Vietnam Foodspedia

leafy amaranth

ヒユ菜

赤紫や緑のやわらかな葉と若い茎を、束で買ってスープやゆで菜にする夏の葉物。

学

Amaranthus tricolor L.(ベトナムで葉菜として栽培されるヒユの一種。赤紫色だけでなく緑色の葉もある。)Amaranthus viridis L.(ベトナムの rau dền に含まれる構成種の一つ。dền cơm と呼ばれる用法がある。)Amaranthus blitum L.(ベトナムの rau dền に含まれる構成種の一つ。)Amaranthus dubius Mart. ex Thell.(ベトナムの rau dền に含まれる構成種の一つ。)Amaranthus spinosus L.(dền gai と呼ばれ、若い葉や芽が食用にされる。)

和

ヒユ菜(ヒユ属の葉や若い茎を食べる葉菜をまとめた呼び名。単一種の和名ではない。)葉ヒユ(葉を野菜として利用するヒユ類を指す呼び方。)

英

leafy amaranth(葉や若い茎を野菜として食べるヒユ類の総称。)amaranth greens(食用の葉・若い茎を指す英語表現。)

越

Rau dền(葉や若い茎を食べるヒユ類の総称。)Rau dền đỏ(赤紫色の葉や茎をもつヒユ菜の呼び名。Amaranthus tricolor に使われる。)Rau dền cơm(緑色系の葉菜に使う呼び名の一つで、Amaranthus viridis を指す用法がある。)Dền tía(赤紫系のヒユ菜に使う呼び名。)

どんな食材?

Rau dền は、ヒユ属の若い葉とやわらかな茎を食べる葉菜。赤紫の葉や茎をもつタイプと緑色のタイプがあり、同じ呼び名の中に複数の種や栽培型が含まれる。

食べるのは花が咲く前の若い部分が中心。葉は卵形からひし形などで、加熱するとしんなりやわらかくなる。赤紫系はにんにくとさっと炒めると、やわらかな葉と歯ごたえの残る食感を楽しめる。

ベトナムでの使われ方

生鮮のヒユ菜は束で売られ、赤紫系と緑色系を混ぜた束もある。料理には若い葉と茎を使い、硬くなった茎や花のついた部分は取り除く。

Canh rau dền は、ヒユ菜を具にしたスープ。エビを加えたり、すり潰した田ガニを水でこした汁で煮たりする。田ガニ入りは canh cua rau dền と呼ばれる。

ゆで菜には、ヌックマム(魚醤)ににんにくと唐辛子を加えたたれを添える食べ方もある。

ベトナムではヒユ菜は夏の葉物として親しまれ、伝統的には体の熱を冷ます「thanh nhiệt」食材と考えられてきた。

見分け方

赤紫色の葉や茎が目立つタイプもあれば、全体が緑色のタイプもある。ただし Amaranthus tricolor にも緑色の葉があり、葉色だけで種を区別することはできない。

Dền gai(Amaranthus spinosus)は、茎の葉の付け根に一対の刺があるのが特徴。

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