Vietnam Foodspedia
Hybrid catfish
交雑ヒレナマズ
親の異なるナマズを掛け合わせた、養殖ナマズ。
どんな食材?
ベトナムの池で養殖される、ひげのある細長いナマズの交雑魚。Cá は「魚」、trê はナマズの中でもヒレナマズ類を指す言葉で、lai は「交雑した」「雑種の」を意味する。cá trê lai は、異なる種類のナマズを交配して生まれた交雑ナマズを表す名前。
代表的なのは、現地のカーチェー・ヴァン(黄色ナマズ)の雌と、アフリカ原産のカーチェー・フィーの雄を掛け合わせた一代目の魚。親の純粋種とは別の養殖魚として扱われる。
頭が平たく、うろこのない滑らかな皮に覆われ、胴は長く尾に向かって横に薄くなる。体色は灰褐色から黄褐色で、斑点やまだらが出ることもある。養殖の一例では、6か月育てた魚が一匹約400~600gになる。
皮には噛み応えがあり、加熱した身は柔らかく、脂の感じられる甘みを持つ。丸魚を扱うほか、切り分けて煮る料理にも向く。
ベトナムでの使われ方
メコンデルタでは養殖され、中部の Quảng Nam(クアンナム)でも池で育てられてきた。養殖場では食用魚として重量で取引され、家庭では生の魚をさばいて煮たり焼いたりする。
交雑ナマズをガランガルやレモングラス、発酵させた米の酸味、調味料と合わせて焼く料理では、皮を残した魚に下味を付けて焼き上げる。Cá trê lai nấu giả cầy は、ガランガルや発酵米の酸味を使い、肉料理の「ザーカイ(犬肉風の味付け)」になぞらえて煮る一品。魚の脂のある身を、香りと酸味の強い調味料と合わせて食べる。
見分け方
体色だけで交雑魚かどうかを決めることは難しい。



