豚肉

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Vietnam Foodspedia

Pork

豚肉

焼く・煮る・挽くまで幅広く使われる、肉類ではコスパ最強ランクの存在です。

学

Sus domesticus Erxleben, 1777(ITISで有効名とされる家畜豚。)Sus scrofa domesticus Erxleben, 1777(ITISが同じ家畜豚の異名として掲載。)

和

豚肉(家畜豚の食肉。本項目では生鮮肉を扱う。)

英

PorkFresh pork(加工肉と区別して生鮮豚肉を指す場合の表現。)

越

Thịt heo(thịt は「肉」、heo は「豚」。)Thịt lợn(lợn も「豚」を指し、thịt lợn で豚肉を表す。)

どんな食材?

豚肉は、家畜として飼われる豚の肉。生の肉色は灰色がかったピンクを基調とし、部位によって赤身と脂肪の割合が大きく変わる。ばら肉のように赤身と脂が層になる部位もあれば、ももやヒレのように赤身の多い部位もある。

食べたときの印象は部位と加熱法で変わるが、豚肉では味・香りだけでなく、やわらかさと肉汁感が食味を左右する。加熱温度を上げると肉汁感ややわらかさが下がることがあり、脂の多い部位は煮込みや焼き物で脂のコクを料理に加えやすい。ベトナム語では thịt heo と呼ばれ、thịt が「肉」、heo が「豚」を表す。

ベトナムでの使われ方

ベトナムでは生鮮豚肉が部位ごとに売られ、ばら肉、もも肉、肩肉、スペアリブ、挽肉などを料理に合わせて使い分ける。ホーチミン市の小売市場でも、ba rọi(ばら肉)、nạc dăm(肩まわりの赤身肉)、giò heo(豚足)、sườn non(スペアリブ)などが別々の商品として並ぶ。

北部の代表例 bún chả は、味をつけた豚肉や豚肉のつくねを焼き、米麺、香草、ヌックマムを使ったつけ汁と食べる料理。南部の cơm tấm(砕き米のご飯)では、焼いた豚肉を米飯にのせ、甘めのヌックマムや漬物などと合わせる。ホーチミン市では朝食からほかの食事まで食べられる料理として紹介されている。

煮込みにもよく合い、南部の旧正月には thịt kho tàu(豚肉と卵の甘辛い煮込み)が代表的な料理の一つになる。ばら肉を水やココナッツウォーター、調味料とともに煮る例があり、焼く、煮る、挽いて成形するなど、生鮮豚肉の部位と脂の違いを生かした使い方が見られる。

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