うるち米

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Vietnam Foodspedia

Non-glutinous rice

うるち米

毎日の白いご飯からフォーの平たい麺まで、ベトナムの食卓の土台となります。

和

うるち米(炊飯すると強くまとまるもち米とは区別される、普段のご飯に使う米。)

英

Non-glutinous rice(強い粘りを特徴とする glutinous rice(もち米)と区別する名称。)

越

Gạo tẻ(gạo は「米」。tẻ は、もち米の nếp と区別する呼び方で、日常の飯に炊く米を指す。)

どんな食材?

イネの実から籾殻とぬか層を取り除いた白い米のうち、もち米ではないもの。乾いた一粒は数ミリほどの小さな粒で、丸みのある短い粒から細長い粒まで、品種によって姿が違うが、日本米よりは細長いものが多い。精米の長さは、短粒なら5mm未満、長粒なら6〜7mmといった分類がある。

水を加えて炊くと粒がふくらみ、ほのかな甘みのある飯になる。もち米に比べて粘りが控えめで、粒の輪郭が残りやすいが、香りや柔らかさ、粘り具合は品種や炊き方によって変わる。米粉にすれば、麺や蒸し皮など、飯とは異なる食感にも変わる。

ベトナムのうるち米には、香りを楽しむ米から日常の炊飯用に栽培される米まで、多様な品種がある。代表的な名前には次のようなものがある。

  • ST25:香りのよい米として知られる、Sóc Trăng(ベトナム南部)にゆかりのある品種。
  • ST24:ST25とともに知られる香り米の品種。
  • Jasmine 85:ベトナムで栽培されている香り米の品種。
  • OM5451:メコンデルタで栽培される品種。炊いたご飯は白く、柔らかさと粘りがある。
  • Nàng Thơm Chợ Đào:ベトナム南部の Long An に伝わる香り米。細長い粒と炊いたときの香りが特徴。

ベトナムでの使われ方

ベトナムの食卓では、うるち米を炊いた cơm(ご飯)を、肉・魚・野菜のおかずや汁物と合わせる。米を水で柔らかく煮れば cháo(粥)。粒のまま食べるだけでなく、砕けた米粒を炊く cơm tấm(砕け米のご飯)のような食べ方もある。南部の食堂で知られる一皿では、焼いた豚肉などを盛り合わせる。

米を水に浸してひき、生地にする使い方も見逃せない。平たい米麺の phở(フォー)は牛肉や鶏肉の汁麺に、細い丸麺の bún(ブン)は汁麺や焼き肉・香草と合わせる料理に使われる。さらに、米の生地を薄く蒸した bánh cuốn(バインクオン)は、ひき肉やきのこなどを包み、たれを添えて朝食にも食べる。

一方、旧正月などにも登場する粘りの強い xôi(おこわ)や bánh chưng(もち米を葉で包んで蒸す餅菓子)は、うるち米とは違うもち米の料理。日々のご飯と、もち米ならではの行事食という使い分けにも、ベトナムの米食文化が表れている。

見分け方

乾いた精米は、外見だけでうるち米ともち米を完全には判別できないが、次の違いが手掛かりになる。

  • 粒の透け方:うるち米は白く半透明に見える粒が多いのに対し、もち米は乳白色で不透明な粒が多い。
  • 炊いたとき:うるち米はもち米ほど強くまとまらず、粒が比較的ほぐれやすい。粘りの強さには品種差がある。

両方にさまざまな粒形があるため、細長いか丸いかだけで区別できるとは言えない。

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