Vietnam Foodspedia
Asiatic pennywort
ツボクサ
丸い葉を和え物に、緑の搾り汁を冷たい飲み物にするベトナムの葉野菜。
どんな食材?
地面を這う細い茎から、長い葉柄を立ち上げる小さな多年草。丸みのある腎臓形の葉は直径およそ2~5cmで、縁には浅い波形の切れ込みが並ぶ。やわらかな葉と葉柄を、青菜として食べる。
ベトナム語では rau má。rau は「野菜」、má は「頬」を表す言葉で、その丸い葉を人の頬になぞらえた呼び名とされる。葉にはほのかな苦味があり、緑の香りとともに料理や飲み物に使われる。
ベトナムでの使われ方
生の葉は gỏi rau má(ツボクサの和え物)にする。薄切りの牛肉を炒め、玉ねぎやにんじん、葉と合わせて、ライムやレモンの酸味、砂糖、魚醤などの調味液で和える。葉をそのまま食べるほか、ひき肉や小エビと煮た汁物にもなる。
もう一つの食べ方が、鮮やかな緑色の nước rau má(ツボクサの飲み物)。洗った葉や葉柄を水とともに細かく砕き、濾した汁を氷や砂糖と合わせる。柔らかく煮た緑豆やココナッツミルクを加えると、豆のほくほくした味わいとココナッツのコクが重なる。
こうした冷たい飲み物は、暑い時期に体の熱を冷ますものとして飲まれる。体を冷ますという考え方は伝統的なもので、冷たい飲み物としての楽しみ方にも結びついている。
見分け方
葉の形はほぼ丸く、葉柄の付け根側がくぼんだ腎臓形。葉脈がその付け根から放射状に広がり、縁に丸みのある浅い切れ込みが並ぶ。細い地這い茎の節から根と葉が出るのも特徴。



