Vietnam Foodspedia
Garlic chives
ニラ
生春巻きから葉先がのぞく、ニンニクに似た香りの細長い青菜。
Allium tuberosum Rottler ex Spreng.
ニラ(平たい葉を食べる身近な香味野菜。)花ニラ(同じニラの若い花茎と蕾を食べる場合の呼び名。葉ニラとは食べる部位が異なる。)
Garlic chives(葉の風味がニンニクに似ることを表す英語名。)Chinese chives
Hẹ(平たい緑の葉を食べるニラ。料理では葉をそのまま使ったり、短く切ったりする。)Lá hẹ(lá は「葉」。花茎と区別して葉を表す呼び方。)Bông hẹ(bông は「花」。蕾の付いた若い花茎を指す商品名にも使われる。)Ngồng hẹ(ニラの伸びた花茎を指し、bông hẹ と重なる呼び方。)
どんな食材?
ニラは、根元から細長い葉が束になって伸びる香味野菜。葉は平たい帯状で、長さはおよそ15〜30cm、幅は数mmほど。刻んだり折ったりすると、ニンニクを思わせる香りが立つ。味にも穏やかなニンニクのような風味があり、柔らかな葉を生でも加熱しても食べられる。
白い小花を咲かせる植物で、葉とは別に蕾を付けた若い花茎も食用になる。葉の薄く平たい形に対し、花茎は丸みがあり、先端に蕾を付ける。
ベトナムでの使われ方
エビとゆで豚肉を野菜や米麺と包む生春巻き gỏi cuốn tôm thịt では、葉をほかの具材と一緒に巻く。緑の葉先をライスペーパーの外へ少し突き出させる包み方もあり、香りだけでなく見た目にも一役買う。
温かい料理では、ニラを短く切り、豆腐や豚ひき肉と煮る canh đậu hũ hẹ(ニラと豆腐のスープ)が家庭のご飯に添えられる。南部の家庭料理の一例には、ニラとモヤシを豚の血を固めた具材と炒める giá hẹ xào huyết もある。葉を少量の薬味として加えるだけでなく、青菜としてまとまった量を使う食べ方。
若い花茎は bông hẹ や ngồng hẹ と呼ばれ、葉とは違う歯応えを楽しむ炒め物にも使われる。
見分け方
- 葉:ニラは細い帯のように平たい。西洋料理のチャイブは葉が筒状で中空。
- 花茎:花ニラは丸みのある茎の先に蕾が付く。平たい葉だけの葉ニラとは売られる部分が異なる。



