Vietnam Foodspedia
Perilla leaf
シソ
生春巻きにも温かい粥にも爽やかな香りを添える名脇役。
Perilla frutescens (L.) Britton(シソ科シソ属。種内に複数の変種が認められる。)
シソ(日本でも葉を香味野菜に使うシソ。同じ種の中に葉色や形の違いがあり、日本の青ジソとベトナムで売られる葉を一律に別品種とは扱えない。)
Perilla leafShiso
Tía tô(tía には紫がかった赤色の意味があり、葉に見られる紫色を思い浮かべやすい名前。ただし命名の歴史的由来は確定していない。)
どんな食材?
シソ科の一年草の葉を使う香草。葉は先のとがった卵形に近く、縁にはぎざぎざが並ぶ。植物の葉は長さおよそ5〜13cm、幅3〜10cmに及ぶものがあり、葉柄が付く。緑色と紫色の現れ方には違いがあり、表が緑で裏が紫の葉も見られる。
噛むと香りが立ち、花を思わせる香りに、胡椒のような刺激や風味が重なる。
ベトナムでの使われ方
ベトナムではほかの生の香草と一緒に葉を食卓へ添える。生春巻きの具に混ぜたり、麺の汁物に加えたり、たれに浸してそのまま食べたりする。火を通さない葉の香りが、麺や具材の味にアクセントを付す。
ハノイ式の bún đậu mắm tôm は、米麺と揚げ豆腐を発酵エビのたれで食べる料理。シソと kinh giới(ベトナムの別の香草)などの生葉を添え、濃い味のたれと合わせて食べる。
温かい粥にも使う。刻んだシソの葉に青ねぎと黒胡椒を合わせる粥は、風邪をひいたときに食べるという家庭の一例。これは食習慣・民間的な養生の話であり、粥に入れた葉が風邪を治すという意味ではない。葉を煮出し、ライムを加えて冷たく飲む家庭の工夫もある。



