Vietnam Foodspedia
Turmeric
ウコン
鮮やかな黄橙色の根茎を、生でも粉末でも使う香辛料。魚の煮付けやウナギ炒めなどに香りと色を加える。
Curcuma longa L.(Kew Plants of the World Online の受容名。)Curcuma domestica Valeton(Kew Plants of the World Online では Curcuma longa の異名。)
ウコン(Curcuma longa の日本語名。)ターメリック(ウコンを指す呼び名。粉末香辛料の名称としても使われる。)
Turmeric
Nghệ(料理では生の根茎にも粉末にも使われる呼び名。)Nghệ vàng(Curcuma longa に対応づけられる呼び名。「vàng」は黄色の意。)
どんな食材?
ウコンはショウガ科の多年草で、料理に使うのは地下で太る根茎である。根茎は塊状の中心部から円筒形の部分が枝分かれし、切ると中は黄橙色から鮮やかなオレンジ色をしている。生の根茎を刻んだり、つぶしたりして使うほか、乾燥させて挽いた粉末も香辛料になる。
根茎は芳香があり、味はやや苦く、少し辛みがある。料理では香りに加えて強い黄色から黄橙色を与えるため、生の根茎を扱うと手などにも色がつきやすい。
ベトナムでの使われ方
ベトナムでは nghệ と呼ばれ、生の根茎と粉末のどちらも料理に使われる。中部の料理例には cá kho nghệ(ウコン入りの魚の煮付け)、lòng xào nghệ(豚腸のウコン炒め)、lươn xào nghệ(ウナギのウコン炒め)がある。中部風の魚の煮付けでは、生のウコンを細かくしてつぶし、ヌックマムなどとともに魚へなじませてから煮る例があり、煮汁と魚が黄色く仕上がる。
粉末も料理に使われ、ウナギ炒めのレシピでは bột nghệ(ウコン粉)を加え、生のウコンでも代用できるとしている。生の根茎は刻む、つぶすといった下ごしらえをして使い、粉末はそのまま調味料に混ぜられるため、同じウコンを料理に応じた形で使い分けられる。
見分け方
生鮮のウコンは、塊状の根茎に直線状またはやや湾曲した円筒形の側根茎がつき、成長するとさらに枝分かれする。切断面が黄橙色から鮮やかなオレンジ色になることが、生ウコンを確かめる最大の特徴である。
